〒410-0056 静岡県沼津市高島町23-14
準備中
むし歯治療
むし歯になってもできるだけ削らない・神経を抜かない治療
沼津せせらぎ歯科クリニックでは高倍率ルーペと呼ばれる視野を拡大する機器を活用してむし歯のチェックとむし歯の治療を行っています。
当院で使用している高倍率ルーペは約8倍まで視野を拡大することができ、肉眼だと見落としがちな初期むし歯を発見できます。また、肉眼では見えない健全な部分とむし歯の境界も見えるため、歯を削る量を必要最小限に抑えられます。
左の画像は「裸眼」での視野となります。右の画像が高倍率ルーペ約8倍の視野です。
拡大視野で見ることで歯の溝に直径0.1mmほどの小さなむし歯の穴を見つけ、穴を削ると中には大きなむし歯がありました。
このように、視野を拡大することでむし歯を早期発見でき、歯を削る量を必要な分だけにとどめることができます。
歯の神経を可能な限り抜かないようにする生活歯髄保存療法もご提案させていただきます。
重度のむし歯で神経を抜くと、歯が脆くなる確率が上がり、抜いた部分から再感染する危険性が高まります。殺菌効果と生体親和性に優れたバイオセラミック「MTAセメント」を患部に充填し覆うことで、神経や血管を温存する治療を行っています。
むし歯はお口の中に生息する細菌（ミュータンス菌）が糖質を餌にして酸を排出し、排出された酸により歯のエナメル質やカルシウム、リンなどの成分が溶ける（脱灰する）疾患です。お口の中には唾液の作用としてむし歯の進行を抑える再石灰化作用がありますが、お口の中に糖分が多い、間食が多いと再石灰化が追い付かず、むし歯リスクが高くなります。脱灰と再石灰化のバランスが重要で、脱灰している時間が長ければ長いほどむし歯になりやすくなるのです。ですので、お口の中のケアと食生活習慣や糖質の摂取コントロールが非常に大切になります。また、むし歯予防にはフッ素塗布が非常に重要です。
長期的な歯の予後を見据えた選択肢を提案いたします
むし歯菌が放出する酸によってエナメル質が溶かされ始めている段階で、歯の表面が白く濁って見えますが、まだ穴は空いておらず、痛みなどの自覚症状もありません。むし歯になっているものの、今のところ治療の必要がない要観察歯となります。
適切なブラッシングやフッ素塗布により、歯の再石灰化を促すことで治癒します。
むし歯が歯の表面にあるエナメル質のみにできている段階です。
歯の表面が黒くなっている部分を見つけて分かる場合もありますが、患者様ご自身で見つけることは難しい場合もあります。
比較的簡単な治療で終わります。
詰め物の材料は、歯科用プラスチック（レジン）です。患者様の歯の色、明るさに合わせて詰めますので、とても自然な仕上がりになります。
むし歯がエナメル質を越えて象牙質まで達した状態です。
まだ神経までは達していませんが、神経に近い部分まで進んでいる場合は、冷たいものがしみるなどの症状がでます。
歯と歯の間にむし歯ができている場合は、物がよくはさまると感じることもあります。
上記C1と同様に、むし歯を削り、歯科用プラスチックで詰めて治療できる場合と、削った後に歯の型をとり詰め物（インレー）を作った後に歯科用セメントで着ける場合があります。
インレーには金属や、歯の色や明るさに合わせたセラミックでの治療があります。
人工物のため劣化による再治療に注意する必要があります。むし歯になりにくい身体に優しい材料をおすすめします。
むし歯が神経まで達した状態です。
冷たいもの、熱いものがしみる。咬むと痛い。何もしていなくても痛みを感じる。など症状がはっきりしてくる場合が多いです。
しかし、特に症状なく神経まで達していることもあります。
日常生活にも支障をきたしてくる段階です。早めの受診をおすすめします。
歯の神経を取り除き、神経が入っていた部屋（根管）を消毒した後、薬剤を詰める根管治療を行います。その後歯にかぶせ物を作ります。
かぶせ物の種類は、金属、セラミックなど、部位や患者様の噛み合わせなどを考慮した上で色々な種類からお選びいただけます。人工物のため劣化による再治療に注意する必要があります。むし歯になりにくい身体に優しい材料をおすすめします。
むし歯がさらに進行し、歯の頭の部分がなくなり、根っこだけになった状態です。
この状態まで進行すると、歯の神経があった部分（部屋）に感染を起こして根っこの先に膿をためることもあります。
痛みを感じる程度は状態によります。歯茎に膨らみや、にきびのようなできものができることもあります。
歯の根っこを残せる場合は、根管治療を行い上記C3のようにかぶせ物を作りますが、残すことが困難な場合は、抜歯が必要です。
抜歯後は、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどの治療を行い咬み合わせの回復を目指します。
場合によっては、外科的処置で歯茎と骨の位置を下げ、根っこを出すことで埋まっている歯を出し、被せることが可能な場合もあります。（担当医に相談ください）
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