〒410-0056 静岡県沼津市高島町23-14
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歯周病治療
沼津せせらぎ歯科クリニックでは、日本歯周病学会認定 歯周病専門医 1名、歯周病認定医 1名の歯周病治療に対する高い知識と技術を有したスタッフが在籍しております。
重度歯周病に罹患した歯を治すのは技術的な難易度が高く、他院で抜⻭を勧められた患者様が、セカンドオピニオンで来院されます。歯を残す専門家である⻭周病専⾨医による正確な診断と、最新の「歯周組織再生療法」であなたの大切な歯を残せる可能性があります。
当院ではまず治療計画を立て、患者様のご要望に沿うよう提案いたします。治療⽅法や治療計画など安⼼してご相談ください。
気づかないうちに進行し、自覚症状がほとんどありません。
歯周病とは、歯と歯茎のすき間（歯周ポケット）から歯周病原菌が侵入・停滞し、歯肉に炎症を引き起こしたり、歯を支える骨（歯槽骨）などが溶けたりする病気です。歯を失う原因として、むし歯よりも多くの割合を占めています。炎症が歯肉だけに留まっている状態を「歯肉炎」、炎症が歯槽骨や歯根膜にまで広がっている状態を「歯周炎(歯槽膿漏)」といいます。むし歯と異なり重症化するまで痛みがなく、気づかないうちに進行する特徴があります。歯周ポケットが深くなると歯肉が腫れ、歯槽骨が溶けることで歯がグラグラし、ものが噛めなくなり、歯が自然に抜け落ちることもあります。
歯周病は大切な歯を奪ってしまうだけでなく、全身疾患とも深い関わりがあり、歯周病菌が口の中から血流に乗って全身をめぐることで、糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、早産などを引き起こす可能性があります。
定期的な検診にてお口の状態をチェックし、歯周病の早期発見・治療を心がけましょう。
歯周病の進行段階は、「歯肉炎」→「軽度歯周炎」→「中等度歯周炎」→「重度歯周炎」の四段階に分けられます。
歯肉炎・軽度歯周炎で歯石が沈着している場合は、専用の機械・器具を使って歯石を除去します。中等度以上の進行している歯周炎では、歯周ポケットが深く歯石が取り切れないことがあるため、歯周外科治療が必要となるケースもあります。重度歯周炎であれば、抜歯しなければならない場合もあります。
歯周病の治療は、歯周病検査を経て開始されます。治療は「歯周基本治療」「歯周外科治療」「口腔機能回復治療」「メインテナンス」にわけられ、ステップごとに検査（再評価）を挟んで治療効果を確認します。
「歯周基本治療」は、歯肉炎でも、中等度・重度歯周炎でも共通して行う治療です。歯肉炎や軽度歯周炎であれば歯周基本治療だけでも治ることもあります。一方、歯周基本治療だけでは取り除くことができない歯肉の奥にたまった歯石には、「歯周外科治療」が検討されます。
歯周治療後、再発を防ぎ、健康な状態を維持するための定期的な検診とプロフェッショナルケアを行う「メインテナンス」に移行します。
お口の中の状態や歯周病の進行度合いをチェックするため、プラークの付着状態・歯肉の炎症度や出血・歯周ポケットの深さ・歯の動揺度を調べます。また、レントゲン撮影で目に見えない歯の周りの歯槽骨の状態を確認します。痛みがあれば応急処置を行います。
口腔掃除指導
（ブラッシング、フロッシング指導）
口腔掃除指導では、現状のブラッシングでどこが磨けていないのかをよく理解していただいたうえで、効果的なブラッシング方法を学んでいきます。
歯石の除去
（スケーリング・ルートプレーニング）
歯ブラシでは取ることのできない歯石を専用器機にて取り除きます（スケーリング）。歯周ポケット内部に入り込んだ歯石を専用器具にて除去し、仕上げに歯の表面を滑沢にし、汚れの再付着を防ぎます（ルートプレーニング）。
歯周基本治療にて治癒したか再度、検査を行い確認します。
歯石が歯周ポケットの深部に入り込んで除去できていない場合は、歯周外科治療を行い歯周病菌の除去、完治を目指します。また、歯槽骨が失われた場合、骨を再生させる手術（歯周組織再生療法）を行うこともできます。（骨のなくなりが大きく適応症が出ない場合・治癒が見込めない場合・基礎疾患があり外科処置できない場合があります。担当医にご相談ください。）
歯周組織再生療法
歯周病で失ってしまった歯槽骨（歯を支える顎の骨）や歯の周りの歯周組織を回復させる治療です。歯肉を切開し骨が欠損している部分を露出させ、歯の表面に沈着した歯石を除去したあと、歯周組織の再生を促進する薬剤を欠損部に直接塗布します。
※スケーリング・ルートプレーニングでは完全な完治が見込めない歯槽骨の吸収が大きい場合に再生療法を行います。
遊離歯肉移植術（FGG）
歯茎が下がり、角化歯肉（細菌などの外部からの刺激に強い抵抗力を持つ硬い歯肉）が足りない場合に、上顎から採取した歯肉を移植する再生方法です。下がった歯茎の見た目の改善はもちろん、歯の周りが硬い歯肉で覆われることで歯ブラシがしやすくなり口腔環境が整うことで、炎症が起きにくくなります。
結合組織移植術（CTG）
歯茎が下がった部分に対し、上顎から採取した結合組織のみを移植する外科手術です。歯肉の内部組織だけを移植するため周囲の組織に生着しやすく身体への負担も軽減されます。また、上皮ごと移植する遊離歯肉移植術に比べて、移植部分と周囲の色の差が出にくく自然な再生が得られます。
歯冠長延長術
重度のむし歯や歯の破折が原因で歯肉の中に隠れてしまった歯根を、歯肉を下げることで露出させ、土台立てと被せ物を行う歯の面積を増やすための手術です。
歯根だけになってしまった部分に無理やり土台を立て、被せ物をすると、歯肉炎を起こし歯が割れやすくなります。外科処置により歯肉の位置を下げることで歯周ポケットが浅くなり、歯周病のリスクも軽減できます。
治療が全て終わった後は、良い状態を維持していくための定期的なメインテナンスが必要です。歯周病は再発しやすい病気で、場合によって再度問題が見つかり、治療が必要となることもあります。3カ月に1回のメインテナンスをお勧めします。
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